「こども未来4行日記」はSEP(Self-Expanding Program)の目標達成支援ツール「4行日記」を小中学生向けにアレンジ開発した目標達成支援「日記」です。
「こども未来4行日記」は、従来の日々の振り返りからの反省や感想を記す“日記”とは異なります。明日、明後日、1ヶ月後、1年後、3年後に手に入れたい姿、夢や目標、自分の「ありたい姿」を実現していく為に書く“未来日記”です。
<添削指導者解説:長嶺麻綾>
「書き方」の解説をします。
先ずは「記号」を覚えましょう。
■(事実)◆(発見)●(教訓)★(宣言)です。
■事実 今日、カヌーを作る大きな木を切った。
⇒そうでしたか。とても貴重な経験ですね。
表記はとても良いです。
今回は初めてなので、復習として解説します。
「■事実」は、今日起きた出来事で最も印象的だった事を1つだけ選び書き記します。
「◆発見」は、事実を通して「ハッと」した気付きを書きます。感想では無く、「あ!そうだったのか!」「なるほど!そういう事か!」と気付き得た事。
「●教訓」は、「◆発見」した事を、忘れない様に、「一言」で纏めます。
「★宣言」は、上3行を通して見えて来た、自分の明日、明後日、未来に「こうありたいな」「こうなりたいな」と思い描く自分自身の姿を書きます。
◆発見: 年輪を数えたら、40歳だった。
⇒なるほど。年輪を数えた、そして数えた結果、推定40歳という事が分かった、つまりこれらも「事実」です。
山本さんの「発見」は3行目の「木も生き物だ」では無いですか?
木を切った、年輪を数えた、推定40歳だった…
「木にも年齢があるんだ」と知り、「木も生きているだ」と強く感じた。
その奥にある「気付き(発見)」は「木も生き物だ」ではないですか。
とても素敵な「◆発見」ですね。
◆教訓: 大事に使おう、木も生きものだ。
⇒そうですね。「木も生き物だ」と「◆発見」されたので、それを忘れずに、自分自身に刻み込む。
「●大事に使おう」とても素晴らしいです。
★宣言: 私は、命を大切に活かしている中学生です。
⇒とても素敵な宣言です。
更に今後考えてもらいたいのは、「命を大切に活かしている中学生」になる為には、山本さんは「何が出来るのか」「すべき事は何か」「したい事は何 か」探していきましょう。
整理すると
■事実:木の年輪を数えた結果、40歳だと分かった。
◆発見:木も生き物だ
●教訓:大切に使おう
<アドバイス>
●教訓: 命を大切に扱え、など自分に強く刻む事もお薦めです。
★宣言: 私は、命を大切に活かしている中学生です。
【参考例】
★宣言: 私は、自然保護に取り組んでいる中学生です。
★宣言: 私は、環境保護活動に積極的に参加している中学生です。
など。命を大切に活かす為に、どの様な行動を起こしているのか、理想とする姿を導き出してみるのもお薦めです。